大きな子が、保育士に言われなくてもさりげなく手伝ってくれる姿を見ると、温かな気持ちになります。自然と手を貸し、甘えられる本当の兄妹のような姿です。
そして、そんな大きな子の背中を日々みているちょっと大きな子が、同じように手伝っている姿を年度末になってよく見かけるようになりました。
園庭では、0歳児から5歳児が同じ遊びをしています。なので、ちょっとぶつかってしまうこともあって、小さな子が転んでしまいました。
保育士は大きなケガをしていない事を確認して、どうするか見守っていました。「ごめんね」「大丈夫?」そう言いながら起こしてあげる大きな子。ケガが無いか、身体を見ながら砂をはらってくれています。「痛かったね」「ごめんね」もう一度優しく声掛けして汚れた手を一緒に洗ってくれました。保育士が仲裁することもなく、2人は再び一緒に遊びはじめました。