ABOUT US
第三長上苑は定員29名の比較的小さな特別養護老人ホーム(地域密着型介護老人福祉施設)です。浜松市内に住所のある方が入所いただけます。
ご入居者は、他のご入居者と交流するパブリックな空間とプライベート空間を自由に行き来し、思い思いの生活リズムで暮らしています。規模が小さいため職員がご入居者の習慣や趣向をよく理解し、お1人おひとりに合わせてケアを行うことができます。
第三長上苑が地域密着型の施設となったのは、長上苑のオープンから蓄積されてきた福祉のノウハウや専門性を地域に還元するためです。特に地域の皆様の声によって第二長上苑が開設されて以来、地域との結びつきを大切にした施設運営が七恵会の重要な課題であり続けています。
FEATURE
ご入居者お1人おひとりの個性が尊重され、人との交流の中で尊厳を持って生活できることが何よりも大切です。そのため、第三長上苑では一律の生活スケジュールを設けていません。施設の起床時間は7時、朝食は7時半からとなっているものの、毎朝8時に起きる習慣が身に付いている方は8時起床でまったく問題ありません。
また、施設で暮らす上での禁止事項をできるだけ少なくしています。例えば、個室には火が出る物以外なら自由に持ち込めます。桐の箪笥を運び込まれる方や、芸能人のポスターを部屋に貼られる方もいらっしゃいます。仏壇など宗教関連の物品にも制限はありません。
行動範囲の制限も少なく、安全に十分に配慮した上で、希望される方には飲食店やレンタルビデオ店、パチンコ店などにお出かけいただいています。(感染症対策などのため中止することがあります)
地域との結びつきを重視した運営を行っている第三長上苑。2ヶ月に1度開催する「運営推進会議」には地域を代表する方々やご入居者のご家族代表、浜松市職員などの有識者にご出席いただいています。会議では施設の運営に関するご意見とともに地域のお困りごとについても伺い、第三長上苑としてどのように協力させていただけるかを話し合っています。
その会議から生まれた取り組みに「地域応援セミナー」があります。このセミナーは地域の福祉レベルの向上を目指し、地域の皆様をお招きして開くものです。外部の専門家や第三長上苑の職員が講師を務め、健康の増進や介護などに役立つ話題をご提供しています。
また、浜松市中央区中田町にお住まいで要介護認定を受けていない元気なお年寄りのための講座も開催。皆様で体操を楽しんだり、看護師など専門職のお話を聞いていただいたりすることで、いつまでも元気に過ごせる身体と心づくりをお手伝いしています。
ご入居者が最期まで口から美味しく食べられるように、管理栄養士をはじめとした多職種が連携して取り組んでいます。ときには1日3度の食事だけでなく、最期まで晩酌を楽しめるように工夫を凝らすこともあります。
例えば、第三長上苑で生活するようになってからも毎晩の晩酌を欠かさなかった男性のご入居者が看取り介護を受けられる状態になったときのことです。ご家族から「最期にお父さんに晩酌をさせてあげたい」というご希望がありました。そこで、誤嚥を防ぐためにとろみをつけたビールと、ご入居者が大好きだった貝柱をミキサー食にしてご用意。ご家族の皆様は代わる代わるご入居者の口にビールを運びながら、一緒にお酒を味わわれました。
人が最期まで豊かに生きるため、食は大切な要素です。第三長上苑では多様な形態から最も美味しく食べられる食事を選択し、ご提供しています。
GUIDE
住所 | 〒435-0057 静岡県浜松市中央区中田町581 |
---|---|
電話番号 | 053-411-1133 |
併設事業名 | 長上苑 / 第二長上苑 |
定員 | 29名 |
各種ダウンロード | 利用料金表 施設パンフレット |
SERVICE
ACCESS
MAP